CLAIRVOYANTS

皆様、明けましておめでとうございます。
ずいぶん久しぶりの更新になってしまいましたが、私は生きてます。
こんなに更新しないブログを覗いてくださっている方々、ありがとうございます。
本当に感謝、感謝です。
こんなブログですが、今年もよろしくお願いします。
では今年最初の記事。
claivoyantsの1st「Your New Boundaries」
彼らの詳細についてはよく知らないのだが、Brian Dunn(vo.g)という人が中心のプロジェクト(?)らしい。
Arab StrapやSongs:Ohia、Mark Kozelekなどとライブをしていたこともあるそうだ。
ちなみにclaivoyantsは「千里眼」という意味らしい。
全体的にゆっくりとした流れの一枚。
精神的にも時間的にも肉体的にも追われているような感覚のある現代の社会のなかで立ち止まること、焦らないことが大切なんだと教えてくれるようなそんなアルバムだと思う。
美しくぽろぽろとこぼれ落ちる音。
深く憂いのある優しい声。
まるで水面が波打つことを避けるように、静かに丁寧に優しく歌い上げられるBrian Dunnのヴォーカル。
サウンドもうたの良さを引き立てているし、うたもサウンドの良さを引き立てていて、すべての音が大事にされている感じを受ける。
私はいつも彼らの音を聴く度に思う。
彼らについて詳しく知らなくてもいい。
歌詞の意味がわからなくたっていい。
ただこの音と、この音から感じる感情を忘れたくない。ずっと。
- [2007/01/11 14:21]
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EARLY DAY MINERS

early day minersの2005年リリースの4th「all harm ends here」
最近も相変わらず音楽は聴いているのだけれど何故か言葉にできなかった。
言葉にすると結局誰のアルバムでも、どれも同じようになってしまう。
もちろん、同じような「におい」のする音楽を好んで聴いているわけなので仕方ないといえば仕方ないのだが、それならば1枚1枚について書く必要もないわけで、まとめて「好きな音楽」とかなんとか題をつけてアルバム名だけだらだらと並べておけばいいのではないかと思った。
でも、やはりそのバンドなり個人なりの特有なものがそれぞれにあり、それこそが大きな違いなのだけれど、言葉にすると結局その微妙なニュアンスはかき消されて同じものになってしまう。
なんてコトを考えているうちに面倒になって書くのを止めてしまった。
そんな感じで、日々ただ黙々といろんな音楽にまみれている中でふと手を伸ばすのはいつもこのアルバム「all harm ends here」だった。
本当は、最近(といっても少し前だけど)発売された彼らのアルバム「offshore」をもっと聴き込みたいのだが、なぜかこのアルバムを聴いてしまう。
いつ、どんな時でも美しく、優しいのだ。
その優しさは慰めでも同情でもなく、いつも同じ場所で独自のスタンスを取りながら鳴っている。
踏み込んでくるわけでもなく、遠ざかるわけでもなく。
ただ黙って見つめられているようなそんな優しさ。
その距離が私に安心感を与えてくれる。
静かに響くギターから始まる「errance」
枯れたような、でもかすかな温もりを感じられる「townes」
曲の構成が素晴らしく、フレーズが頭の中で繰り返される「all harm」
ヴォーカルが際立つ「the way we live now」
いつ聴いても邪魔にならない落ち着いた、沁みるヴォーカル。
聴き終わったあとにじんわりと心を揺さぶるような、そんなアルバム。
- [2006/11/14 15:35]
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プラド美術館展

大阪市立美術館で開催されている「プラド美術館展」へ行ってきました。
平日にもかかわらず、人が多くてびっくり。
スペイン絵画を中心に、16〜17世紀のヨーロッパの絵画81点が展示されています。
「ボデゴン」と呼ばれる静物画もとてもリアルに描かれていて凄いのだが、やはり人物画に目を奪われる。
ただリアルに繊細に描かれているのではなく、なんだか絵を見ているだけで描かれている人物の品格や、苦悩や、時代背景などが浮かんでくるようで、ちょっと感動しました。
とても印象に残ったのが、上の写真向かって右の「聖アンデレ」
リべーラという画家の作品。
写真は購入したポストカードを撮ったものなのでわかりづらいですが、とても絵だとは思えないぐらいリアルに描かれている。額のしわや、筋肉、皮膚のたるみ具合など、実にリアルで今にも動き出すんではないかと思ってしまった。
物憂げな表情がなんともいえない。
この人の送ってきた人生まで想像してしまうぐらい、強烈なインパクトがあった。
他にもゴヤやグレコなど有名な画家の絵もあったのだが、この「聖アンデレ」のおかげで印象が少し薄れてしまった。
リベーラという画家は今までまったく知らなかったのだが、今回で私の脳に強烈に焼きついた。
こういう新しい出会いがあるから美術館は面白い。
- [2006/10/02 21:47]
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PROMISERING

97年リリースのpromiseringの2nd「nothing feels good」
このアルバムを聴くたびに、大袈裟だが「この世に音楽があってよかった」と思う。
私は彼らのアルバムのなかでは「wood/water」が好きだが、気分によって「やっぱりvery emergencyが一番好きだ」と思うこともある。そしてこの「nothing feels good」に関しては人に貸して返ってこなかったり、引越しの際に失くしたりして3回買っている。
3回も同じアルバムを買うなんて、人から見たら本当に馬鹿げているかもしれない。(というか、本当に馬鹿なんだけど…)
でもやっぱり必要なのだ。
そんなことを考えていたら、このアルバムが一番好きなのかもしれないと思うようになってきた。
そしてその思いは年数が経つにつれて、大きくなっているような気がする。
単に私が歳をとっただけなのかもしれないが、最近このアルバムを聴けば聴くほど良さを実感する。
上手くは言えないが、忘れていたものを思い出させてくれるような感覚。あるいはもう失ってしまったものを懐かしく思う感覚。
ポップなんだけれど、ただ単にポップなだけではなく何かの塊を必ず心の中に残す音楽。(この感覚はゲットアップキッズの音楽にもある)
はっきりと言葉で言い表すことができないのがとても残念なのだけれど、良い音楽には種類は違えど必ずこういう想いを抱かせるものがあるような気がする。そしてそれは聴けば聴くほど増してくるもので、一時的なものではないのだ。
ジェフ・バックリィやゲットアップキッズやニルヴァーナのように。
それぞれ音楽性は違うけれど、何かを必ず残していく。
この「nothing feels good」も私の中ではそんなアルバムになる予感がする。
これを聴いては何かが残り、そしてまた明日からのことを考える。
- [2006/09/19 15:00]
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GREGOR SAMSA

gregor samsaの3曲入アルバム「27:36」
去年の暮れあたりから嵌ってしまい、ほぼ毎日のように聴いている。
友人からは「3曲しか入っていないのに、そんなに毎日聴いていてよく飽きないね」と笑われるが、好きなのだから仕方がない。
ゆったりと沈んでいくような音に透きとおる女性ヴォーカルと、優しく落ち着いた男性ヴォーカル。
まるでヴェールがかけられているかのような幻想的な音。
しっとりした感じから始まり、中盤の美しく切ないメロディと男女混声ヴォーカル、そして最後に全てがグッと盛り上がって消えていく感覚が素晴らしい。
とても感情的な音楽だと思う。
毎日のように通勤途中に聴いているのだが、出勤時に聴くと現実逃避したくなるのでダメだ。
仕事帰りの疲れた身体と心にこの音楽を与えるのが良いと思う。
少なくとも私はいつも仕事帰りにこのアルバムに慰められている。
- [2006/08/31 15:58]
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