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今日から 

実家に帰ります。


無事(?)オアシスのチケットも取れたので、ちょっと実家でのんびりしようかと。


実家にはパソコンという文明がないので、少しの間更新止まります。

また戻ってきたらよろしくです。

では行って参ります~。
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MINERAL 



98年にリリースされたmineralのラストアルバム「endserenading」

mineralは1994年、アメリカ、オースティンで結成されます。
翌年、1stアルバム「the power of failing」を発表。
そしてこれが1998年にリリースされた彼らの2ndにしてラストアルバム。


最初は1stの方が好きだったのですが、今ではこのアルバムの方が好きでよく聴いています。

1stより落ち着いた感じはあるものの、究極の切なさ、儚さ、美しさは健在。
あまりの美しさに言葉を失う。
全くもってなんでこんな心に響いてくる音が出せるんでしょう…。



1曲目love letter typewriterはスローに終始落ち着いたペースで進む。

そのまま流れるように2曲目palisadeへ。この曲も全体的にペースは同じですが、後半少し感情の高ぶりをみせる。

3曲目gjs。
ゆりかごに揺られるような心地よいメロディーとヴォーカルがじわじわと広がる。

4曲目unfinishedはこのアルバムの中で1番美しい曲。
一瞬の静寂の後、すうっとまとまるサウンドに鳥肌が立つ。
後半はエモーショナル爆発で、これぞmineralといったメランコリックな展開をみせる。

5曲目forlvadell、6曲目waking to winterはドラムの刻む気持ちのよいリズムに温かみのあるベースとギターが絡み、ドラマティックに進んでいく。

7曲目a letter。
静かに響くベースが心地よい。エモーショナルなギターとヴォーカルが見事に曲の見せ場を作っている。

8曲目sounds like sundayはゆったりとしたメロディーにクリストファーの美声が絡み、後半グッとメロディーが迫り出してくる。

9曲目&serenading。
胸を締め付けるようなメロディーと切ないヴォーカルに思わず泣きそうになってしまう。
そのままフェードアウトし、ラストの10曲目the last wordls rejoiceへ。

10曲目the last wordls rejoice。
ラストにふさわしい静かで温かみのある曲。個人的にはこの曲が一番切なく感じる。
最後にグッと盛り上がったあと、クリストファーの声が残る。

決して1stのような激しさはなく全体的にスローに進んでいきますが、静かにたたみかける様に迫ってくる感情の波に緊張感さえおぼえます。


…これだけのものを作ってしまうと…解散しかなかったのかなと思ってしまう。
そのぐらい荘厳で、美しくて、切ないアルバム。
ジャケットの中にある“we love you・・・b-bye.”の文字に、不覚にも泣いてしまいました。


う~ん、なんか全曲感想を書いてしまった…また長くなってしまいましたね…。
ここまでお付き合い頂いた方々、どうもありがとうございます。

KASHMIR 

zitilites

デンマークのバンドkashmirの2003年リリースの2nd「zitilites」

私は確かHMVかどこかで、このジャケットを見て「なんかすごい音出しそう…」と思って購入しました。

その当時、まったりした音楽を聴くことが多かったので、たまにはへヴィーな音も聴いてみようかな、という感じで試聴もせずに購入。

ジャケットからしていかにも重い音出しそうな感じがしたので…。


結果は、見事に期待を裏切るとても美しいメロディー。


早速ネットでカシミールの情報を集めてみると…

レディオヘッドやコールドプレイなどのバンドが引き合いに出されていました。なるほど。


どうやら本国ではかなり有名なバンドらしい…。
2004年のデンマーク・グラミーでは4部門受賞。
前作「The Good Life」の時も6部門受賞。

デンマークでは国民的バンドのようです。



少しダークな空気感と叙情的なメロディー。エレクトロニックな要素も少し入っています。

レディオヘッドのような衝撃はありませんが、ゆったりと流れて浸透する切なさと優しさのある音です。
電子音も心地よい感じに取り入れられています。


まず耳につくのは1曲目rocket brothers。
静かで神聖な雰囲気からグッと空間に広がるような曲の展開。

3曲目the aftermathは哀愁のあるヴォーカルが前面に出たしっとりしたナンバー。

8曲目petite machineはダークで切ない感じのメロディーが印象的。
ラストの感情的なギターとピアノの絡み合いもドラマティックで素敵です。


デンマークという土地柄なのでしょうか…mewもそうですが、メロディーが独特です。言葉で言い表せないのが残念。


全体を通して落ち着いた雰囲気…というか安心して聴けます。

彼らの十数年というキャリアももちろん安心して聴ける理由なのでしょうが、やはり優しさのあるメロディーがそうさせるのかな、と思います。

KENT 



以前にもkentの「hagnesta hill」というアルバムを紹介しましたが、今日は「vapen&ammunition」を。
(ちなみにhagnesta hillの記事はこちら)

この「vapen&ammunition」は2002年リリースの5thになります。

以前の作品に比べてポップになり鋭さは影を潜めていますが、相変わらず美しいメロディーは健在。

このアルバムではいろいろ新しいことに挑戦しています。

前作ではUKギターロックっぽい感じが強かったのですが、このアルバムでは柔らかさが出てきたかな、と思います。
特に女性コーラスを入れたことで従来の美しさにより磨きがかかっています。


相変わらず流れるようなギターに少し癖のあるヴォーカルが絡んでゆくような感覚。
(このアルバムではヴォーカルはそんなに気にはならないとは思いますが)


そこに北欧独特のひんやりした風とほんの少し陰鬱な感じが同居し、クールな感じを出しています。
メロディーはポップなのに、なぜか湿った感じが漂っています。

これが彼らにしか出せない独特の空気感なのでしょうね…。


そしてこのKENTを聴く上で重要なのがスウェーデン語。

もちろん全く意味不明ではありますが、英語には無い独特の言葉の響きがメロディーに絡み付いていくところがなんとも心地よいです。


もし購入される予定があれば迷わずスウェーデン盤をおすすめします。

スウェーデンではかなり有名なバンドですが日本ではまだまだ認知度低いです…。

切実に来日求む!!

DEATH CAB FOR CUTIE 



9月に新譜を出したばかりのdeath cab for cutie。

新譜がとっても欲しいのだけれど、欲しい物だらけで追いつかない…。

なので今はこの「transatlanticism」を聴いてガマンしています。


この「transatlanticism」は2003年にリリースされた4thです。


とにかくメロディーが良い。
美しくて、切なくて、優しい。
そして繊細。


とっても包容力のあるバンドだと思う。

私にとっては、いつも必要なときには傍にいてくれる。
そんなバンドです。


メロディーの柔らかさと、サウンドの硬さ。

もちろん、全体的な印象は柔らかく暖かい感じがするのですが、フワフワと漂う感じではなく、しっかりとした核みたいなものが根付いている気がする。

それが揺らがないからこそ、空間に広がってくる音にも説得力がある。


美しさや優しさだけではない、人の感情に訴えかけてくる何かを持っている音。


だから絶対にここに帰りたくなる


上手く書けないけど、そんなサウンドです。


アコースティックなナンバーからアップテンポなナンバーまで、幅広く展開していく曲の数々。


心地よいドラムと、切ないメロディーが印象的な2曲目lightness。

キャッチーなメロディーとザクザクしたギターの5曲目the sound of settling。

ベンの透明感溢れる歌声と、美しいピアノが素晴らしい8曲目passenger seat。


どの曲をとっても素晴らしいです。






MINUS THE BEAR 



最近新譜がリリースされたシアトルの5人組minus the bear。

今日は彼らの2002年リリースの1stフルアルバム(たぶん)「highly refined pirates」を。


ジャンルで言うとエモに分類されるようです。


メロディーはポップなのですが、ちょっとひねったポップ、という感じ。
なじみやすいメロディーではありますが、手が込んだ感がある。
でも、決して難解なものではなくてエッセンス程度に取り入れられている感じ。

これが彼らのメロディーセンスなのでしょう。
あくまで自然で、明らかに作りこまれたと言う感じはなく、そのセンスのよさに脱帽してしまいます。


このminus the bear。

やっぱりギターが印象的。

何というのか…ピコピコといったような音を出します。
最初は「面白いな」と思う程度でしたが、慣れてくるとこれがなんとも心地よいのです。

ちょっと変わったギターです。
「へぇ~、そこでそんな音出すのね」
という感じ。


ヴォーカルも特に劇的にエモーショナルになるわけではないのですが、丁寧に歌いこまれている感じが好印象。
聴きこんでいくごとに良さを痛感できる貴重なアルバムです。



弾む音。
メロディアスな歌。
一風変わったメロディー。
爽やかなキーボード。


印象は、nine days wonderに近いかな、と思います。


「もうエモは聴き飽きた」という人にも是非聴いてもらいたい一枚。


試聴はこちら(purevolume)



SIX BY SEVEN 

the thingswe make

「UKサイケデリアの雄」とよく言われているsix by sevenの98年リリースの1st「the things we make」

私は、このアルバムをはじめて聴いた時に「かっこいい!!」と思いました。

しかし、本国ではいまいちパッとしないというか、お粗末な扱いを受けていたようですが…。
そして特に騒がれることもなく、少し前に解散してしまいました。



リリース当時、「レディオヘッドの真似」だとか散々言われてましたが、そんなことは全く無視してよいと思います。

確かに共通するところもあるとは思いますが、どちらかというとレディオヘッドよりマーキュリー・レヴに近い感じを受けます。

彼らがマントラと契約したのはマーキュリー・レヴが所属していたから、という理由らしい…。
そしてこのアルバムにもボーナストラックとしてyoung man's strideのカヴァーが収録されています。
もちろん音楽にも影響を受けているのは当然でしょうね。



1曲目a beautiful shapeはわりと静かにゆっくりと神聖な雰囲気で始まるのですが、あとはもう押さえつけられていたものが溢れ出す様に、ノイズと感情の嵐。

2曲目european meの空間が振動しているかのようなギター。

7曲目brilliantly cuteのキレ具合なんかも素晴らしいです。



まだまだ全体的にパワー不足な感じはありますが、長めの曲でも飽きずに聴けますし、程よく力の抜けた感じはこのアルバムの良いところだと思います。


現在では残念ながら、国内盤はHMVでもアマゾンでも手に入りにくいようです…。(輸入盤は可能です)



太陽礼拝 



私は自宅でヨガをやっていますが、「太陽礼拝のポーズ」はなぜかやったことがありませんでした。

たま~に顔を出すヨガスクールで合掌礼拝法というのを教えてもらっていたので、そちらをやっていたのです。

でも最近、なんとなく物足りないので太陽礼拝に切り替えることに。

「太陽礼拝のポーズ」は呼吸のリズムに合わせて、10~20ぐらいのポーズ(いろんなやり方があるらしいので、それぞれポーズの数も違うようです)を流れるように行う一連の動きです。

準備運動(?)のあと、一番初めのポーズとしてこの太陽礼拝をされることが多いみたいです。

体にエネルギーを取り入れて、そのエネルギーで1日を快適に過ごそうというような意味があるそうです(インドでは朝に行われるよう)



この本に太陽礼拝が載っているのですが、なかなか丁寧に書かれていて良いです。
ポーズや呼吸はもちろん、注意すべき点も書かれているのでありがたい。

あと付属のDVDに太陽礼拝が収録されているので、実際に動きを見ることが出来ます。

ただ、このDVDがちょっと曲者で、「見ながら一緒に動く」ということが出来ません。

「一応、こんな感じでやります」というのを見せてくれるだけのものなので、動きを頭に入れてからの方が良い気がします。

私はまず、本を見ながら全体の流れを覚えて、一連の動きが頭に入ってから注意点をチェック。
それからDVDを見て、呼吸のリズムを覚えながらやりました。ちょっと面倒ですけど…。


やってみると結構ハードで良い感じ。
わりとゆっくりな動きなので使っている筋肉を意識できて良いです。


DVDには、他にもいろんな呼吸法が収録されているので、それは良かったかな。

本を読んでDVDを見れば、ある程度のことはわかるようになっているので、あまりスクールに行かない私にはとてもありがたい本です。

写真もキレイだし。




MEDAL 



99年リリースのmedalの1st「drop your weapon」

オックスフォードで結成された5人組です。


私は、無性にmedalのこのアルバムを聴きたくなる時期があります。
ふと思い出したように聴きたくなり、何週間か経つとそれは止む。
the whoもpoliceもよくそういうことがあるのだけれど、ここ何年かはmedalが一番多いように思う。
そして「ああ、やっぱりmedalって素晴らしい」と改めて思う。


medalといえば、レディオヘッドをよく引き合いに出されていましたね。
実際、ライナーノーツにも

「レディオヘッドのthe bendsとok computerをつなぐミッシング・リングのようなアルバムだ」

と書かれています。
確かになんとなく言いたいことはわかるのだけど、なんだかちょっと違和感があるように思う。


今改めて聴いている私の感想は

「ダヴス+ヴァーヴ」

という感じの方が強い。

特に2曲目jaggedy doorsなんかは、ダヴスの1stで見られたような、どんよりと湿った空気を感じさせる。
(ちなみに私の持っているのは国内盤です。ボーナストラックがアルバムの最初に3曲入っているので、輸入盤には収録されていません)

そしてヴァーヴのような柔らかいサイケな感じ。



UK独特のダークな感覚。
心地よいだるさ。
美しく切ないメロディー。
静かな空間から噴き出すようなギター。


と、私の好きな要素が詰まっているアルバムです。


個人的には11曲目porno songの切ないメロディーと泣きのギターがとても気に入っています。


ミラノ展 

昨日は大阪市立美術館で開催されている「ミラノ展」へ行ってきました。

古代彫刻~ルネサンス~近現代美術まで、ミラノの芸術の歴史がわかる様になっています。
時代ごとに分けられていて見やすく配置されています。
平日にも関わらず、わりと人も多かった。(ゴッホ展と比べれば非常に空いていましたが)

絵画も素晴らしいですが、やはり目を引くのは彫刻。

ものすごく細かい。顔や髪などはもちろん、身にまとっている衣服の流れるようなヒダまで、ものすごく細かく彫られていて今にも動き出しそうだった。

とにかく彫刻の前では足を止めずにいられない。



ダ・ヴィンチの作品が少なかったのはとても残念でしたが、「レダの頭部」にはやはり目を奪われる。

これはダ・ヴィンチの「白鳥を抱くレダ」の下絵になったものだということですが、下絵といえどもとても細かく繊細なタッチで描かれていて、充分1つの作品として成り立っているように思う。


あと個人的に惹かれた作品をいくつか。


写真はないが、チェーザレ・ダ・セストの「聖母子と子羊」

色がとても綺麗だった。
セストのこの絵では優しくも逞しい“聖母”という存在がよく描かれていると思う。

ダ・ヴィンチの「聖アンナと聖母子」を模倣して描かれたものだろう。



鳥これはエミリオ・ロンゴーニの「鳥」
額には、セガンティーニの文字が…。
当時、セガンティーニのサインを入れると高く売れたことから、美術商が勝手にセガンティーニのサインを偽造したものらしい。(絵の中のサインはもう消されていたが)
このことで、ロンゴーニはセガンティーニとの友好も絶たれたそうだ。
そのままでも充分素晴らしい作品だと思うけどな…。



この他にも、モランディーの作品なども印象的だった。

気になった方は大阪市立美術館のページへどうぞ



あと今日から、ジョルジョ・デ・キリコ展が梅田で開催されますね。

これも行かねば、と思う今日この頃。

デ・キリコ展のページはこちら




SALTINE 

reveal love


最近、暗めの音楽ばかり紹介していた気がするので、今日は少しポップなものを。

saltineの「reveal love」を。

saltineは、ザ・ポウジーズのフロントマン、ケン・ストリングフェローが結成したバンド。

これは2000年にリリースされたミニアルバムです。

これまでリリースされたシングル4曲に、コンピでの1曲と新たに1曲加えられた6曲入り。


「ポップ・ミュージック」とはそのまま訳せば一般的な音楽、大衆音楽、ということだ。
そしてこのアルバムも「ポップ」なんだろう。
でも、先述したような意味合いではなく、あくまで「聴き手を選ばない良質な音楽」という意味での「ポップ」

これが一般的な音楽だったら世界はもっと平和で素晴らしいものになっているに違いない。そして私は大喜びしているに違いない。(ものすごく偏った意見なので無視してください)

爽やかですんなりと耳から流れ込んでくる。
脳も神経も拒絶せずにそのまま受け入れる。
汚れや思惑のない純粋な音楽。
本当に「音を楽しむ」というのはこういうことなんだ、と教えてくれる。

そして曲のイメージを左右するかのようなコーラスも素晴らしい。


ASHのような爽やかさと万人に受け入れられそうなメロディーの良さ。(ASHほどの元気のよさはないが)

これぞ真のギター・ポップなり。



アマゾンでは取り扱っていないようなので、気になった方はHMVへどうぞ

HMVのページはこちら

発見!! 

何気なくmewのオフィシャルサイトを見ていたらなかなか面白いサイトを発見。(前からあったのだろうが、私はこういうのに気付くのがほんとに遅い)


mewやtearsのライブ映像が観れます。


mewの映像は全体的に照明が暗くてよく見えないのは残念ですが、「she came home for christmas」「apocalypso」「zookeepers boy」の美しいメロディーが聴けます。


tearsの映像は、とにかくバーナードとブレッドが同じフレームに収まっていることに感動(超個人的意見。忘れてください…)

ブレッドが、スウェード時代にライブで観たときより若返っているような気がしたのですが…これは映像だからかな~?


あとinterpolやbloc partyの映像も観れます。


そして個人的にkentの映像(少しだけですが…)が観れたのが嬉しかった。
何を言ってるのかさっぱりわからないインタビュー映像さえも嬉しい。

ライブ写真もあるので気になった方は是非そちらもどうぞ。↓

MTVe.COM


密やかな結晶 



小川洋子さんの「密やかな結晶」


私は小川洋子さんについては、ほとんど何も知らなかった。

「芥川賞受賞作家」だというのもこの本の帯を見て知ったぐらい。


小川洋子さんといえば「妊娠カレンダー」や「博士の愛した数式」が有名ですが、私が彼女の作品で一番最初に読んだのがこの本でした。


なんて切なく、繊細な描写をする人なんだろうと思いました。


この「密やかな結晶」は人々が記憶を失くしていくお話です。
記憶喪失とか、そういった類のものではなく、もっと大規模に「何か」が「消滅」していくのです。


そして消滅してしまった「何か」が現実に目の前に転がっていても、それが「何であったのか」すらわからない

その物に対する記憶や感情が「消滅」してしまっているから。

その日まで、とても大切だったものが一瞬にしてゴミへと変わる。



でも、中には「消滅」のダメージを受けない人もいる。
このあたりがなんとも切ない。

「その物」の記憶や感情を一切失ってしまった人たちに、どうしたら「その物」の素晴らしさを伝えることができるのだろう。


もしいつか「自分」という存在が消滅したときにも、人々は何の感情も抱かない。



「消滅」のダメージを受けない人たちを排除しようとする組織と、その組織から逃れようとする人たち…。


現実との境目がぼんやりとした設定の中で、登場人物の心情が繊細かつリアルに描かれています。






エゴグラム 

なんとなく暇なので「エゴグラムによる性格診断」というのをやってみました。

昔、心理学の勉強をした(ほんの少しだけですが)ときに授業でやらされた記憶があります。
アメリカの心理学者によって作られた性格診断法だとか。
もう7、8年程前になりますが…。


で、たまたま見つけたのでやってみることに。


結果は


とっても自由奔放で、とっても気儘


という最悪の結果でした…。


グラフでは、他の項目はわりと標準的なのに、この2つだけ急斜面の山のように上下していました。


う~ん、ちなみに7、8年前にやった時も同じ結果でした…。


ということは、

この7、8年私は進化なし

ということですよね。

軽~くヘコみました…。


皆さんもお暇でしたらどうぞ。↓


エゴグラムによる性格診断

PORTISHEAD 




イギリスのブリストル出身のユニットportishead
これは94年リリースのデビューアルバム「dummy」

反則級の完成度

「これ、ほんとに1st?!」と思ってしまうほどの出来。



私は精神が蝕まれている時にportisheadを聴く。
途方に暮れながら、ひたすらヴォーカルのべス・ギボンズの声に耳を傾ける。

所謂、「同種療法」というやつです。
音楽療法や、ホメオパシーがこれにあたります。

ホメオパシーでは、例えば頭痛の時に、わざと頭痛を引き起こす成分を体内に取り入れ、症状を出し切れるように促します。本来持っている「自分で治す力」を引き出すために。

音楽療法では、哀しくふさぎこんでいる時はそれを助長させるような音楽を聴きます。そこから自発的に前向きな気持ちになれるように。

ふさぎこんでいるときに、無理にnofxを聴いて楽しくなろうとか思っても、それはその場しのぎでしかない、ということです。(これは個人的な意見ですので悪しからず)

どうせ蝕まれるのなら、とことん蝕まれてしまおう



大幅に話が逸れてしまいましたが、portisheadというのは暗く、底を見せてくれるような音楽です。

とにかくダーク。
ひたすらダーク。
ジャケットもダーク。

女性ヴォーカル、べス・ギボンズの気だるそうな唄い方。
そして憂いを含んだ独特な声。
声に関して説明するのは非常に難しいのですが、この人の声によって音の印象が決定付けられています。

退廃的。
虚無感。
希望のかけらもないような、救いようのない絶望感。
でも不思議とおぞましさは感じられない。
そして、その中に見える美しさに心を奪われます。

ジャンルはトリップホップといわれる様です。
massive attackなどと同じで。
いろんな要素を消化しているところは、確かにmassive attackとよく似ています。


こんな風に書いてしまうと、精神が病んだときにしか聴けない音楽のように思われるかもしれませんが、もちろん普通の状態で聴いても素晴らしいアルバムです。

CLEAR HORIZON 



2003年リリースのclear horizonのセルフタイトル。


このclear horizonflying saucer attackのdavid pearceとjessica bailiffのコラボ・ユニットです。


flying saucer attackはマイブラ・ユニット、とかよく言われていたドローン、サイケ系の音響派。

jessica bailifflowのalanが見出した、アコギと透明感ある歌声で独特の浮遊感を醸し出す女性シンガー。


彼らの音楽を聴いたことがある方なら、想像できると思います。
…そう、2つをそのまま足した感じです。



しっとりと響くアコギに、暗く美しい氷点下ヴォイスとも言えるジェシカのヴォーカルが重なります。

さらにシューゲイザーっぽい浮遊感と、ノイズギターの嵐。

深い霧が立ち込める、森の中に迷い込んだような感覚。

冷たい空気を感じさせる音楽です。


本当はこういう音楽は夏に聴けば涼しいのだろうけど、何故か私は夏に聴く気にはなれません。

暗く物哀しい雰囲気がそうさせるのでしょうけれど…。


また今年の冬もこの氷点下サウンドに身をまかせることになりそうです。

MASSIVE ATTACK 



98年リリースの3rd「mezzanine」

もちろん彼らのアルバムは全部良いですが、私はその中でもこのアルバムが1番好きです。

前作より4年ぶりのこのアルバム。

たった1年でも音楽の流れってガラッと変わってしまうのに、4年とは。
とにかく彼らはアルバムとアルバムの間が長い!!

そんな中でも確実にすごい作品を創り上げているのだから凄い。
メンバーが流動的なせいか、アルバムごとに違う表情を見せてくれる。でも、根底にあるものは必ずマッシヴ・アタック特有の音。

ダブ、ヒップホップなど、いろんな要素を取り入れ消化しているアルバム。

全体的な感想は…ダークでドロドロした感じと、美しさがある不思議な感じです。後半に進むにつれ、重く渦巻くような感じは激しくなっていきます。

4曲目イネルシア・クリープスの呪文のようなラップあたりからなんとなく空気が変わってきます。
そして、恐ろしさと気持ち悪さでいっぱいの10曲目まで聴くと、気分の悪さは最高潮に達します。

NINのプロモを見て気分が悪くなった時とよく似た感じですね。


とはいえ、3曲目ティアドロップはとても美しい曲。これはコクトーツインズのエリザベスが歌っています。(10曲目もエリザベスが歌っているんですが…)

慣れてくると、大音量で聴くと別世界に連れて行かれるようなとても気持ちの良いアルバムです。

言ってることが支離滅裂で非常に分かりにくいと思いますが、相反する両面を融合させた究極の作品です。

マッシヴにしか創れない音だと思います。


THE JON SPENCER BLUES EXPLOSION 



94年リリースの3rd「orange」
(当時はthe jon spencer blues explosionだったのですが、今はblues explosionに改名しています)

私はジョンスペのアルバムの中で、これが一番好きです。

いつもジョンスペの音は斬新で驚かされますが、このアルバムは本当に衝撃的だった。

宣戦布告なしにいきなり戦争が始まった、というような衝撃。
爆弾の嵐ならぬ音の嵐。

最初聴いたときは「とにかくうるさい」と思った。
ず~っと音が鳴っているイメージ。でも不思議と嫌な感じではない。

音が溢れる…と言うより、音が飛んでくる感じ。

一言で言うと壊れたブルース。半端じゃない壊れ方のブルースだと思う。
聴いているうちにブルースなのか何なのか、分からなくなってくる。

荒削りな音。パンクもソウルもファンクも…なんか全部集まったところに暴風雨、かつ地震。みたいな感じだ。

white stripesをブルースを昇華させた変化形、とするならば、ジョンスペはブルースを叩き壊して、更にかき混ぜて、吹っ飛ばしたような感覚。


94年リリースですから、もう10年経っているんですね。
でも今聴いてもかっこいいな~と思える。


ジョンスペのアルバムは「これ、あんまり良くないな」と思ったことが1度も無い。
ライブも「あんまり良くなかったな」と思ったことは一度も無い。

いつも常にかっこいい、これがジョンスペ。

NEW END ORIGINAL 




texas is the reason、farなどの元メンバーから成るバンド。

バンドというか…どうやらこの1枚を創るのに一時的に集まっただけらしいですが。

元far、現gratitudeのジョナ・マトランガが好きな私はそれだけの理由で購入しましたが、これはどうなんだろう??
もちろん私は好きですが、聴きやすいとは思わないな~。

アルバム全体の空気がつかめない…。

1曲目lukewarmはノリのいいポップでキャッチーなメロディーのナンバー。

2曲目14-41もポップでなじみやすい。

なるほど、こういうポップでキャッチーな感じのアルバムか~と思っていたら次の3曲目hostageでfarを彷彿させるダークなナンバーに一転。

次の4曲目のピアノ・バラードleper songまではなんとか良いとしましょう(勝手に)。

あとは「1曲目のあのグルーブとなじみやすさはどこへ?!」と思ってしまうナンバー連発。

そしてだんだんダークに…。

後半はヴォーカルよりサウンドに重点がおかれた流れになっているように思います。

とにかく印象がまとまらない。

1曲目だけ試聴して買ってしまうと痛い目にあいますよ、きっと。


もちろん、統一性がなくて面白いアルバムだと思うし、この1枚の中でいろんな表情が見えて良いです。

最近、またこれを聴き返しているのですが、最初はイマイチだった後半の曲のよさに気付きました。やっぱり時間を置いて聴いてみると印象も変わるものですね。

ただ、アルバム全体の流れをみると「??」かな、と思います。

THE PROMISE RING 



今日は大好きなpromise ringのラストアルバム「wood/water」を。

promise ringは1995年、アメリカ、ウィスコンシン州にてcap'n jazz、none left standing、ceilishrineのメンバーらにより結成される。
96年、JADE TREEレーベルから1stアルバム「30°everywhere」をリリース。
デビュー当時のメンバーはデイヴィー・ヴォン・ボーレン、ジェイソン・グネーウィッカウ、ダン・ディディア、スコット・べシュタ。
97年、2nd「nothing feels good」リリース。その後スコット・ベシュタが脱退し、ティム・バートンをメンバーに迎えるが、程なくスコット・ショーエンベックにチェンジ。
99年、3rd「very emergency」リリース。
2000年、ヴォーカルのデイヴィーが脳腫瘍である事が発覚。
4回に渡る大手術を乗り越え、02年エピタフに移籍し、この4thであり、ラストアルバム「wood/water」をリリース。(ちなみにこのアルバムではベースがライアン・ウェバーに)


最初聴いたときは、前作までのプロミスリングと全く違ったので驚きました。以前のような疾走感のあるポップでキャッチーなメロディーを求めていただけに、正直落胆した。(同じような時期にget up kidsもon a wireというアルバムをリリースし、これもまた同じような理由で当時は落胆した)

以前のような疾走感はまるで無く、しっとりと落ち着いた感じ。

しかし聴けば聴くほど味のある良いアルバムであることがわかってくる。

でも、promise ringといい、get up kidsといい、mineralといい…最初あんまり好きではなかったアルバムが今ではとても好き。

(方向転換というのは必ず、どのバンドにも起こる。
人間が時間とともに変わっていくのだから、そこから生まれる音楽も変わって当然。この世には不変のものなんてない)


「物足りない」という声も聞きますが、私はこのアルバムは純粋にいい作品だと時間をかけて思えるようになりました。
もちろん今までの作品とは違った趣向の作品であることに変わりは無いのですが、やっぱり彼らのセンスは生きていると思う。

1曲目size of your lifeはデイヴィーの絞り出すようなヴォーカルが際立つ。

2曲目stop playing guiterはしっとりしたメロディーに哀愁感のあるデイヴィーのヴォーカルが乗る。どのパートも主張しすぎることなく、バランスよく仕上がっている。

3曲目suffer neverは爽やかなキーボードが印象的なミドルテンポの曲。

6曲目get on the floorは一瞬の静寂からグッと広がるスペーシーなサウンド。

11曲目say good bye goodは私のとても好きな曲。
静かにデイヴィーのヴォーカルから始まりドラマティックに広がっていくサウンド、後半のコーラスまで見事に1つの世界を創り上げています。

ボーナストラックもまた素晴らしいので、国内盤をオススメします。

全体的にゆったり落ち着いた感じで進みますが、聴いているうちに体に沁み込んで来るメロディーがとても良いです。


デイヴィーの歌が前面に出された作品だと思います。


きっと何年経っても純度の高いまま保たれる作品。




本日発売 




今日はher space holidayの新作「past presents the future」がリリースされますね。

…昨日も書きましたが、なんせ新作ラッシュ、来日ラッシュで大変です。
このher space holidayも10月初めに来日しますし。
しかもthe american analog setと一緒に。

とにかく財布と要相談です。

her space holidayについて簡単に書くと、マーク・ビアンキという人のソロユニットです。
ヒップホップやエレクトロニカなどいろんな要素を取り入れた音楽をやっていますが、彼の音楽には一貫した「まろやかさ」があると思います。
柔らかく、暖かい感じ。
サウンドもそうですが、彼の歌声がそう感じさせるのだと思います。
 

で、her space holidayの新作。
サマソニのブースで先行発売されていたようですが、ライブを観るのに必死で全く気付きませんでした。(大阪会場でも発売されてたのかな??)

アマゾンにもHMVにも詳細が書かれていないので、ここで少し紹介しておきます。

全12曲(11、12曲目がボーナストラック)
日本先行発売で、輸入盤は9月27日発売です。

1. FOREVER AND A DAY
2. MISSED MEDICINE
3. THE WEIGHT OF THE WORLD
4. SELF HELPLESS
5. YOU AND ME
6. A SMALL SETBACK TO A GREAT COMEBACK
7. THE GOOD PEOPLE OF EVERYWHERE
8. A MATCH MADE IN TEXAS
9. THE GREAT PARADE
10. THE PAST PRESENTS THE FUTURE
11. LOVE IS JUST AN EXCUSE (SPELL IT OUT)
12. UNTIL THE KITCHEN SINKS


3曲目THE WEIGHT OF THE WORLD はオフィシャルサイトで試聴可能です。


試聴はこちら(オフィシャルサイト)

備忘録。 

今日は何だかいっぱい書きたいことがあるのですが…そのうち何個かはもう忘れてしまっているので、これ以上忘れないように備忘録代わりにつらつらと。

それとaqualungの記事が、自分で書いておいて怪しさを感じるため、あまり人目につかないようにという願いをこめて、早々に次の記事を書いてみた。


まず、オアシス来日。

11月17日(木)…大阪城ホール

11月20.21日(日・月)…代々木体育館

もちろん行きたいのですが、その前に11月9日にはmagnetが来日…。
10月28日にはdovesが来日…。

そしてこれは12月だけれど、pixiesが来日する。pixies来日公演の日程は

12/3(土)…福岡ドラムロゴス
 
12/4(日)…広島クラブクアトロ
 
12/5.6(月・火)…ZEPP TOKYO
 
12/8(木)…ZEPP OSAKA
 
12/9(金)…ZEPP NAGOYA

う~ん、pixiesは是非観たい。



そしてあとは新作リリース。というか買わなきゃいけないな~と思っているもの。

hundred handshundred handsの新作が出ました。「her accent was excellent」
Appleseed Castのギターとヴォーカルがやっているサイドプロジェクトです。purevolumeで試聴可能。

試聴はこちら(purevolume)


magnetの「tourniquet」
この間hmvに行ったら置いてなかった…。
また近々towerにでも行ってみようかな。


death cab for cutieの「plans」
サマソニで素晴らしいライブを見せてくれた彼ら。
新作にもやっぱり期待。


criteriaの「when we break」
これはまだ買おうかどうしようか迷っている状態…。
これもpurevolumeで試聴可能です。

試聴はこちら(purevolume)



他にもmewの新作とsigur rosの新作も買わなきゃいけないし…。

もしこれで、death cabが来日したらどうしよう…とか、要らぬ心配までする始末…。


とにかくよく考えてお金を使っていかないと大変なことになりそうです。




AQUALUNG 



大好きなaqualungの2004年リリースの2nd「still life」

今日私が書くことは非常に私的感覚の強い、偏った文章が中心なのでレビューとは呼べません。(いつもそうですが、今日は特に)
なので、このアルバムのレビューが読みたい方は、アマゾンやHMVや他のサイトなり、ブログなりに行かれることをお勧めします。



私はヨガをするときにaqualungかamor belhom duoを聴きます。もちろんどちらもインド音楽やヒーリングミュージックではありません、念のため。

ヨガをするときにaqualungを聴くなんて、私ぐらいのものでしょう。
自分で書いておいて言うのもなんですが、ヨガのBGMを探している方にはオススメできません。悪しからず。

じゃあ、どうして私はヨガをするときにaqualungを聴くのか?
…答えは

自分の体の中の水分を意識できるから

自分の中にある形の無い精神を解放できるから


外の世界に向けられている彼の音楽は「解放」を味わえる。
でも同時に自分の内面を静かに意識できる「瞑想」をも味わえる。


どの音楽も、違った方向から見れば違った感覚を味わえると思います。
ただ、私にとってaqualungの音楽は、他のものに比べてそういった感覚を強く感じられる。

私が彼の音楽を美しいと思うのは自分に澱みがあるからこそだと思うし、彼の音楽を透明だと感じるのは自分がある色に濃く傾いているからだと気付く。


美しく切ないメロディーとヴォーカル。
ピアノや女性コーラス、ブラスバンドやエレクトロニックな要素…いろんなものが鳴っている。

優しすぎず、冷たすぎず、のちょうどよい感覚。


私個人のわかりにくい感覚に付き合っていただいてここまで読んでくれた方、もしこのアルバムに興味を持った方がいれば、是非国内盤をオススメします。

ボーナストラックが4曲あるのですが、これがまた素晴らしい。

そしてeasier to lieのビデオクリップで見える自然の情景も良いです。



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