KENT
98年リリース(スウェーデン盤は97年リリース)のkentの3rd「isola」
いつもそうだと言われれば返答のしようがないが、今日は(も?)独りよがりな想いを書いてみる。
なので、あんまりあてになさらないで下さい。
以前から何度も書いてきたが、私はkentが好きだ。
好きなアーティストはたくさんいるし、特別だと思えるアーティストもたくさんいる。
素敵なものが多すぎて順番なんて到底つけられっこないのだが、やっぱりその中でもかなり好きなのだ、このkentは。
以前友人に「何でそんなに好きなのか?」と聞かれたが、理由はない。
というか、わからない。
ただ、kentの音が鳴るたびになんとも言えない振動のようなものがやってくる。
私はkentのアルバムの中では次作の「hagnesta hill」が一番好きだが、その次にこのアルバムが好きだ。(気分や時期によって、このアルバムが一番だと思うこともある。まあ、そのぐらいどっちも好きだよという話)
演奏という面では、明らかに「hagnesta hill」の方がしっかりとしている。適度な重さもあるし、ある種の鋭さもある。
でも前作「verkligen」からみると荒さや雑な感じが消えて、繊細さが出てきている。
メロディーも空間に広がるような空気を持っていて、全体的に良くなった感じ。
kent特有の滑らかさみたいなものが、このアルバムぐらいから強く出てきているように思う。
「浮遊感」というと誤解されるかもしれないが、まだ地に足が着いていないけれど、何かが足元の方に沈殿した様な独特な軽さがある。それがこのアルバムの空気みたいなものを決定しているんじゃないかと。
このアルバムでは12曲目「747」が名曲だと言われていることが多いと思う。
もちろん「747」は私も好きだし、良い曲なのは間違いないが、その前の曲「glider」のほの暗いしっとりした感じも好きだ。
1曲目「lifesavers」の暗くどんよりとしたイントロから始まり、穏やかに沈んでいくような感覚。
そして最後の「747」の後半では沈んでいながらも光が見える。
中盤同じような曲が続くのは少し残念ではあるが、どれも悪くはない。
なぜか私はkentのメロディーを聴くと落ち着くのだ。特に癒されるような音でもないし、逆に元気になれるような音でもない。
だけど、ある程度どんな状態の時に聴いても受け入れられる。
常に傍にある自然な音楽。それが私の思うkentの音楽だ。
- [2006/04/01 20:35]
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