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CLEARLAKE 



2003年リリースの2nd「cedars」

1st「lido」では素晴らしくキャッチーなメロディーと独特のサイケなサウンドを叩きつけてくれ、非常に完成度の高いアルバムを創ったclearlake。

もうこの1枚で彼らの世界観というのが確立されてしまったように思う。


そしてこの2ndではその世界観を変えることなく、しかし前作とは全く違う印象を受けるものになっています。
根底にあるものは同じでありながら、聴き手の印象を変えるというのはものすごく難しいと思いますが、それを実にスマートにやってしまった凄いバンド。


とにかく全体的な印象が暗くて、どんよりと重い感じ。「ダーク」という表現では軽すぎるぐらいに。


1曲目almost the sameは疾走感あるナンバーで暗さはそんなに感じないですが、2曲目the mind is evil以降はぬかるみにはまっていくように重い空気が流れていきます。
ストリングスを取り入れることで、よりどろ~んとした空気がたちこめるような「陰」の要素が増しています。

3曲目wonder if the snow will settleの静かに広がっていくようなサウンド。

8曲目「keep smiling」は陰を感じさせながらも切なく美しいメロディー。

全くこのセンスには感心させられます。

暗いトーンのまま進みますが、9曲目it's all too muchで雲行きがかなりあやしくなってきます。
身震いするような、嫌な予感を駆り立てるような音。
オペラのような不吉なヴォーカル。


そして10曲目treat yourself with kindness

嫌な予感的中。

人の不安を煽るようなサウンド。得体の知れない何かに追い詰められるような感覚。
追ってくる何かから身を隠しているような気分になります。
冷や汗でも出そうな緊迫した空気。
それでもなお迫り来るサウンド…。

この曲を聴きながら車を運転したら暴走しそう…。



MUSEが爆発する狂暴性と神聖な美しさを持っているならば、このクリアレイクは水面下で蠢く狂暴性と荘厳な美しさを持っていると思います。

サウンド、メロディーは暗いながらも非常に美しく、そこにヴォーカルが入ることで緊張感が生まれています。

緊張を生むヴォーカルはイアン・カーティスにもひけをとらないのではないかと。


1stの方が断然聴きやすいですが、私はこのアルバムが好きですね~。

「売れる」ということを考えたなら、1stの延長線をたどればいいことなのに、それを内面をえぐりだすように、こんな重く暗いアルバムを作り出すなんて…。

どこかのサイトで、「ダークサイケデリア」と書いていらっしゃる方がいましたが、まさにその言葉どおりのアルバムだと思います。

そして私は全く気づかなかったのですが、1曲目の前に隠しトラックがあります。
友人に教えてもらい初めて気づきました…。情けない…。

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