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AEREOGRAMME 



aereogrammeの2002年リリースの1st「a story in white」


aereogramme(エアーエオグラム)は98年にグラスゴーで結成される。

メンバーは

Craig B(g.vo)
Campbell McNeill(b)
Martin Scott(dr)
Iain Cook(g.pro)


の4人。

このエアーエオグラムの前身バンドとして、「ギャンガー」というバンドがあったようだ。
(私はギャンガーというバンドについてはよく知らないし、音を聴いたことがないので何とも言えないが)


最初このアルバムを聴いた時は、何とも変なバンドだなという印象を受けたのを覚えている。
このアルバムの感想を、どういう風に言ったらいいのか解らなかった。
当時は、とにかく奇妙なバンドが出てきた、ぐらいにしか思っていなかったが、聴き込んでいくうちに違和感もなくなった。(耳が慣れたのだろう)



静と動が入り混じった音。
しかも「静」と「動」がかなりはっきりしている。

静かに綺麗なメロディーで進んでいると思ったら、突如として轟音に変わる。
なかなか綺麗な良い声で歌を聞かせてくれると思ったら、いきなりシャウトしたりする。

というとても素敵なバンドだ。


美しくて、エモーショナルだと思う。
全体的には起伏が激しくて、聴いていて疲れる方もいるかもしれないが…。


とっちらかった印象もあるが、瞬間的に感情が爆発するサウンドに心を持っていかれる。その瞬間が好きで、現在も聴き続けているアルバム。


試聴はこちら(myspace)

(このアルバムの2曲目「post tour,prejudgement」という曲が試聴できる。私はこの曲がとても好きだ。最後のほうで素晴らしいシャウトが聴ける。)

DENALI 



2002年リリースのdenaliの1st「denali」

denaliは、元enginedownのKeeley Davisがサイドプロジェクト(?)として、妹のMaura Davisとともにやっていたバンド。
(現在はどちらも解散し、Keeleyはspartaに加入、MauraはAMBULETTEで活動している)


このバンドのドラムは、これまたenginedownのJonathan Fuller(enginedownではギターを担当)ということで、サウンドはenginedownに近いものがある。


余談になるが、私はenginedownというバンドが好きだ。
彼らの音楽は美しさと、重さと、緊張感と、物悲しさをバランスよく含んでいると思う。

ちなみにenginedownについて書いた記事はこちら
→ラストアルバム「enginedown」
→3rdアルバム「demure」



denaliのダークで緊張感のあるメロディーはenginedownそのものといってもいいぐらいだ。(もちろん若干の違いはあるが)



ではenginedownと何が違うのかといえば、やはりMauraの存在。

Mauraの声には独特の透明感と、哀愁感がある。
美しく響く、憂いを含んだ声。


彼女の歌の何が好きなのかと言われれば、今書いたように美しさや透明感であることは間違いないのだが、もっと突っ込んで言えば微妙な声のかすれ具合や、音階が上下する時の声の揺れ、長く伸ばす時の声の抜け具合など、歌い方というよりはクセみたいなものが好きだ。


どことなくダークで切ないメロディーにMauraの声が重なることによって、さらに切なさが増す。




このアルバムで私が好きなのは2曲目「you life」ですが、Mauraの声の美しさや、サウンドに更に影を落とすような鋭くかつ優しく胸を突く歌の特徴がわかりやすいのは3曲目「lose me」4曲目「everybody knows」9曲目「function」あたりではないかと思う。


とにかく聴いてもらえれば、彼女がただの美しい声の持ち主というだけではないことがわかってもらえると思う。

denaliの試聴はこちら(myspace)


ついでに、といっては何だが

AMBULETTEの試聴はこちら

DESTROYALLDREAMERS 

coeur leger sommeil sanglant

今日はdestroyalldreamersの2004年リリースの1st「a coeur leger sommeil sangrant」を紹介。

destroyalldreamersはカナダのバンド。


一応ポストロックとかアンビエントとか呼ばれる音楽になるのだろうが、この「ポストロック」という言葉は非常に曖昧で、なかなか正体がつかめない。

つまり、私はいつも表現が難しい音楽にはこの言葉を使っているというわけ。


このdestroyalldreamersもその1つで、果たして私の少ないボキャブラリーと、貧弱な表現力で伝えられるのかどうかは非常に疑問が残る。
(ま、いつもそうなので、あえて今回だけ気にすることではないのですが)


全曲インストです。

なんとなく雰囲気的には以前記事にしたpillowに近いものがある。

静と動のバランスが良いところとか、盛り上がりの部分のメロディーの素晴らしさとか、感情的なギターとか、共通点が結構ある。

ただ、pillowに比べ曲は長めだし、どちらかというとじわじわと盛り上がってくる感じがdestroyalldreamersの方が強い。

シューゲイザーっぽい感じもあるのですが、個人的にはそんなにシューゲイザーの色は強くない気がする。

私の思うところのシューゲイザーというのは、幻想的で、浮遊感があって、頭の中でリフレインされる甘いメロディーがあって、ヴォーカルがはっきり聴こえない…まあ、簡単に言うとmy bloody valentineのような音楽、ということです。


実際浮遊感はあるものの、ただユラユラ、フワフワしているのではなく適度な硬さと重さがある。
浮いているというよりは、空気が微妙に揺れているといった感じ。


私がこのバンドの音楽が好きなのは、

1.全部の楽器がメインになっている。

2.音の足跡が美しい。

という2つ。


1.に関しては、曲の中でいろんな音が交代で前面に出てくる。
このバンドのギターが特に素晴らしいと思うが、ギターが完全に他の音を引き立てる脇役になっているときもある。もちろん主役としての働きも素晴らしい。


2.に関しては、音がじわじわ広がって消えていくまでの軌跡が素晴らしい。スッと光が1本通るような美しさ。そこに儚さを感じたりもする。


もちろんメロディーに漂う哀愁感や、感情的に鳴らされるギターも素敵。


でも、やっぱりじわじわと巨大な空間に広がって通り抜ける音の数々。
これが好きです、私は。


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ARIEL KILL HIM 

alpha is down

ariel kill himの2002年リリースの2nd「alpha is down」
(私の持っているのは国内盤です。US盤とは内容が違うので注意!)
<4/20追記:unstoppable lifeのゆうごさんより情報を頂き、国内盤、US盤とも内容は同じであると判明。詳しくはコメント欄参照>


スウェーデンのバンド、leiahのヴォーカルだったDavid Lehnbergのソロプロジェクト。(以前leiahについて書いた記事はこちら


leiahもとても好きなのだが、個人的にはariel kill himの方が好きだ。
メロディーの繊細さがこちらの方がよく出ているし、なんだかいい具合に力が抜けている気がする。



彼がmineralの影響を受けたと言っているのがよくわかる。
なんとなく(少し)空気がmineralの2ndに近いものがある。


全体的にはゆるやかな感じで進む。

チェロ、ヴァイオリン、ピアノなどが使われていて、しっとりとした、じわじわ浸透してくるような音の空間が創られている。
美しく響くギターも良い。

Davidの少し掠れた様なハイトーン・ヴォイスが引き立てられ、充分に生かされたアルバムだと思う。


1曲目「dynamo」の冒頭でDavidの声が聴こえた瞬間からこのアルバムに引き込まれてしまう。
静かな空気から、グッと感情の波が高くなるところは鳥肌ものだ。(私が個人的にこういう曲の構成が好きなんだと思う…)

5曲目「bevinson in winoka」のトランペットの音が好きだ。(勝手なことを言わせてもらうと、この曲はヴォーカル無しでも良い気がする)

6曲目「katla」はこのアルバムの中で一番好きな曲。特に後半のサウンドに広がりが出てくるあたりが良い。



全体的にはもう少し音の起伏があってもいいような感じだが、それは次のアルバム「in the pyramid」で解消されているので、このアルバムはこれでいいのかもしれないと最近思うようになった。


このアルバム、アマゾンではUS盤しか取り扱いがない様で、¥3000を越す値段がつけられていてびっくりした。US版は品薄になっているらしい…。

HMVではどちらも取り扱っているようなので、こちらのリンクを貼っておきます。

HMVのページはこちら

AUDIOTRANSPARENT 

audiotransparent

audiotransparentの2003年リリースの1st「audiotransparent」

このaudiotransparentはオランダの5人組。

ポストロックとかスロウコアとか、その辺の音。


これは私の心の琴線に触れた。



メンバーは以下の5人。

bart looman (vo, b)
michel weber (dr)
gijs van veldhuizen (g, vo)
andreas willemse (piano, violin, vo)
chris van der ploeg (g)


ライナスレコードさんのレコメンドによると、彼らはsigur rosやlowやred house paintersに影響を受けたらしい。
それはもう、当然のように私の心の琴線に触れるはずだ。

でも、私はこのアルバムを聴いている限りではsigur rosに影響を受けているという感じは受けなかった。

きっと私の勝手な思い込みだろうが、sigur rosというバンドはもっと形がぼやけていて、不明瞭なところがある。(もちろん悪い意味ではないですよ、念のため)
このaudiotransparentは明確に自身の音楽性みたいなものを打ち出している感じがする。
わかりやすいというか、聴いていて確かな手ごたえみたいなものを感じることができた。


なんだか話がわかりにくい方向へ進みそうなので、sigur rosの話はここで止め。


で、このアルバムの感想。

私事で申し訳ないのですが、私はどうもここ最近ヴァイオリンの音に反応するらしい。

dirty three(dirty threeについて書いた記事はこちら)ほどではないが、このアルバムも歌うヴァイオリンが聴ける。
静かに響くヴァイオリンの音が心地よい。しかも主張しすぎないところが素晴らしい。



そして、また私事ですが、最近気分によって「うた」がとても邪魔になることがある。

いろんなバンドやら何やらのCDを聴いていて、

「この曲、ヴォーカルがない方がいいのに」

と生意気にも思ったりすることがよくある。


でもこのアルバムにはそれがない。何ならもっと歌ってくれてもいいとすら思う。

哀愁のあるメロディーに乗って、憂いを含んだ美しいヴォーカルが聴こえる。
「うた」は素晴らしいものだと改めて思わせてくれる。
その部分に限って言うと、early day minersやaqualungと同じものを持っていると感じる。


特にアルバムの中盤以降は素晴らしい。
サウンドも、哀愁感たっぷりのメロディーも、もちろん「うた」も。

今、私の欲しているもの全てがこのアルバムに詰まっていると言っても言い過ぎではないぐらいぴったりと呼吸が合った。


気になった方はぜひ試聴してみてください。

このアルバムの曲は聴けませんが、何曲か試聴できます。
試聴はこちら(myspace)

このアルバムの曲が何曲か聴けます。(videoも含めて)
living room record


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