SLEEPING AT LAST 



シカゴの3ピースバンド、sleeping at lastの2003年リリースの1st「ghosts」

以前からこのアルバムの紹介をしようと思っていたが、サボってばっかりでなかなか書けず…。

で、今日に至るわけです。。

ただでさえアルバムの感想をすぐに書くことが出来ない上に、サボったりするものですから、もうこのアルバムが世に出てから2年も経ってしまった。

なので、私のブログには新しいものがありません。タイムリーな話題を期待している方には申し訳ないですが、勘弁してください。


本題に入りましょう。


まずメンバーは以下の3人。

Chad O'Neal (dr.per)
Ryan O'Neal (vo.g.key)
Dan Perdue(b.key)

(名前でもわかると思いますが、ライアンとチャドは兄弟です)


スマパンにかなり影響を受けているバンドのようです。
ビリー・コーガンと親交もあるらしい。


アルバムの印象はとても爽やかです。
といっても爽快というより、じわじわと空気が澄んでいくような感じ。

万人に受け入れられそうな綺麗で聴きやすいメロディー。
全体的に優しく、少し切ないメロディーですが、暗さはあまり感じられない。

3ピースですが、サウンドはわりと重厚。
キーボードを上手く使って、サウンドに広がりを持たせているように思います。

ライアンのヴォーカルもあまりクセもなく、すんなり聴ける声。
高音もしっかり伸びていて、聴いていて気持ち良い。

全体的な流れとして、中盤からバラード一色に染まってしまうのは少し残念な気もするが、またこのバラード群が秀逸。

周りの空気に溶け込んで広がっていくようなヴォーカルは素晴らしいと思う。


試聴はこちら(purevolume)

SIGUR ROS 



sigur rosの2002年リリースの3rd「( )」


これもまた寒くなり始めると聴きたくなる音です。


アルバムタイトルなし、全曲無題の作品。
聴き手側にすべてを委ねた1枚。

壮大な空間を彷彿させる音楽。空間というか、もっと現実味のない異次元。

或る人はここに桃源郷を見るかもしれないし、また或る人は底なしの泥沼を見るかもしれない。


この1枚のアルバムの中でさまざまな感情に出会え、無限の果てしない空間に出会え、現実と架空の間を彷徨う、時空さえも超えることのできる作品だと思う。


このアルバムを言葉として表現するのは本当に難しい。


どのアルバムもそうだとは思うけれど、聴く人によってさまざまな感情を持つだろうし、さまざまな解釈の仕方をするだろう。

それこそこの「( )」というアルバムの持ち味かもしれない。


BGMとして聴くのも良いし、この音以外に何も聴こえないほど大音量にして聴くのも良い。

現実にそこにある音楽として聴くのも良いし、全くの異物として聴いてみるのも良い。

へこんだ時に聴くのも良いし、思いっきりハイな時に聴くのも良い。


飄々とした、顔を持たないアルバム。



でも、いろんな聴き方をしてみることによって同じ音でもいろんな表情を見ることができる。

そんな「音楽」という言葉の原点を意識させてくれるアルバムなのかもしれないと思う。


SWERVEDRIVER 



実家からようやく戻ってまいりました。ということで更新再開。

今日はswervedriverの98年リリースの4th「99th dream」を。

このアルバムは「駄作」だという人もいますが、私はこのアルバムが一番好きです。

確かに初期のような轟音もないですし、メロディー自体もポップになっていて、「シューゲイザー」として聴くと少し違和感があるかもしれません。


私の個人的な感覚は「サイケデリック」

「サイケデリック」というと、swervedriverかverveが真っ先に思いつきます。

「シューゲイザー」というと、やっぱりマイブラ。

「シューゲイザーバンド」として語られることが多いswervedriverですが、どちらかというとこのアルバムはverveに近い感じがします。
(でもverveは最初シューゲイザーと呼ばれていたんでしたっけ??
マイブラもサイケといわれることがあるし…。う〜ん、難しい。)

柔らかく繊細なメロディーと、耳障りのよいアダムのヴォーカル。

1曲目99th dreamのギターを聴いた瞬間にトリップできます。(私だけかもしれない…しかも何処へ??)
個人的には8曲目you've sealed my fateのぐるぐる回るメロディーと、奥の方で鳴っている狂気的なギターが好きです。




swervedriverってなぜか知名度が低いようなので、ここで彼らについて簡単に紹介しておきます。(以下ライナーノーツより引用)

90年にロンドンで結成。(それまではシェイク・アピールというバンド名で活動していたらしいですが、メンバー脱退をきっかけにswervedriverと改名)

同年9月にクリエイションから1st「raise」リリース。

メンバーの脱退、加入を経て93年に2nd「mezcal head」リリース。

95年、3rd「ejector seat reservation」リリース。

その後クリエイションを離れてゲフィンと契約。
97年に、この4th「99th dream」がリリースされる予定でしたが、ゲフィンとの契約が切られてしまい一旦白紙に。

数ヵ月後ニューヨークのインディーレーベル、ゼロアワーと契約し、98年、ようやく「99th dream」リリース。

新作リリースの噂もありましたが、これ以来新たな音源リリースはなし。

というところなのですが、


なんと今年2枚組のベスト盤がリリースされました!!

これがと〜っても豪華な内容で、シングルやB面未発表曲などを含めた全33曲。

彼らの作品は、国内盤はおろか、輸入盤も今では手に入りにくい状況なので(確か2ndあたりまでは廃盤のはず)これは涙が出るほど嬉しかった。

ということで、興味を持ってくれた方はこの2枚組を聴かれることをおすすめします。


Juggernaut Rides 1989-1998


私がお金があれば、いろんな方にこのCDを買って配りたいぐらい彼らが好きなのですが、まあいろいろ好みもあるかと思いますのでまず試聴してみてください。

こちらのオフィシャルサイトでライブ音源が大量に試聴できます

SIX BY SEVEN 

the thingswe make

「UKサイケデリアの雄」とよく言われているsix by sevenの98年リリースの1st「the things we make」

私は、このアルバムをはじめて聴いた時に「かっこいい!!」と思いました。

しかし、本国ではいまいちパッとしないというか、お粗末な扱いを受けていたようですが…。
そして特に騒がれることもなく、少し前に解散してしまいました。



リリース当時、「レディオヘッドの真似」だとか散々言われてましたが、そんなことは全く無視してよいと思います。

確かに共通するところもあるとは思いますが、どちらかというとレディオヘッドよりマーキュリー・レヴに近い感じを受けます。

彼らがマントラと契約したのはマーキュリー・レヴが所属していたから、という理由らしい…。
そしてこのアルバムにもボーナストラックとしてyoung man's strideのカヴァーが収録されています。
もちろん音楽にも影響を受けているのは当然でしょうね。



1曲目a beautiful shapeはわりと静かにゆっくりと神聖な雰囲気で始まるのですが、あとはもう押さえつけられていたものが溢れ出す様に、ノイズと感情の嵐。

2曲目european meの空間が振動しているかのようなギター。

7曲目brilliantly cuteのキレ具合なんかも素晴らしいです。



まだまだ全体的にパワー不足な感じはありますが、長めの曲でも飽きずに聴けますし、程よく力の抜けた感じはこのアルバムの良いところだと思います。


現在では残念ながら、国内盤はHMVでもアマゾンでも手に入りにくいようです…。(輸入盤は可能です)



SALTINE 

reveal love


最近、暗めの音楽ばかり紹介していた気がするので、今日は少しポップなものを。

saltineの「reveal love」を。

saltineは、ザ・ポウジーズのフロントマン、ケン・ストリングフェローが結成したバンド。

これは2000年にリリースされたミニアルバムです。

これまでリリースされたシングル4曲に、コンピでの1曲と新たに1曲加えられた6曲入り。


「ポップ・ミュージック」とはそのまま訳せば一般的な音楽、大衆音楽、ということだ。
そしてこのアルバムも「ポップ」なんだろう。
でも、先述したような意味合いではなく、あくまで「聴き手を選ばない良質な音楽」という意味での「ポップ」

これが一般的な音楽だったら世界はもっと平和で素晴らしいものになっているに違いない。そして私は大喜びしているに違いない。(ものすごく偏った意見なので無視してください)

爽やかですんなりと耳から流れ込んでくる。
脳も神経も拒絶せずにそのまま受け入れる。
汚れや思惑のない純粋な音楽。
本当に「音を楽しむ」というのはこういうことなんだ、と教えてくれる。

そして曲のイメージを左右するかのようなコーラスも素晴らしい。


ASHのような爽やかさと万人に受け入れられそうなメロディーの良さ。(ASHほどの元気のよさはないが)

これぞ真のギター・ポップなり。



アマゾンでは取り扱っていないようなので、気になった方はHMVへどうぞ

HMVのページはこちら